
肌に、順序というやさしさを。
アルガンオイルは、肌にうるおいを「与える」オイルではなく、うるおいを「守る」オイル。 その役割は、エモリエント(皮膚柔軟)効果と呼ばれています。
この働きにより、皮膚表面の水分蒸発を抑え、角質層をやわらかく整えることで、肌はふっくらとした質感をゆっくりと取り戻していきます。 言い換えるなら、アルガンオイルは、肌が本来もっている水分を「逃がさず、とどめる」ための、極薄の保護ヴェールのようなもの。 だからこそ、アルガンオイルのあとに水分を届ける「化粧水」を重ねることで、 その水分は角質層へより届きやすくなり、肌のすみずみでとどまりやすくなるのです。
モロッコに根ざす伝統と、科学が証明する力
モロッコで世代を超えて受け継がれてきたアルガンオイルには、約80%を占める不飽和脂肪酸(主にリノール酸・オレイン酸)と、オリーブオイルの2〜3倍ものビタミンE(トコフェロール)が含まれています。
これらの成分は、抗酸化作用・皮膚柔軟効果・角質層のバリア機能の補助など、現代の皮膚科学でも高く評価されているものです。
また、アルガンオイルに含まれる植物ステロールやスクワレンは、肌なじみを良くし、後に使うスキンケアアイテムの浸透※1を穏やかに助ける働きも確認されています。
※1:「浸透」とは角質層までのことを指します。
肌との対話、順序の重要性。
肌が乾燥して硬くなっている状態では、
どれだけ水分を重ねても、角質層の間に入り込めず弾かれてしまうことがあります。
だからこそ、まず肌をやわらげるという一手間が大切です。
アルガンオイルで角質を整えたあと、水のように静かな化粧水でうるおいを送り込む。
そのやさしい順序こそが、スキンケアにおける哲学のようなものかもしれません。
アルガニエのアルガンオイルは、100%ピュアな未焙煎アルガンの仁を、低温で丁寧に圧搾したオイルのみを使用しています。
トコフェロール、スクワレン、天然ステロールを豊かに含み、肌にすっとなじみながら、次に使うスキンケアがより効果的に働くよう導いてくれます。
毎日のスキンケアの中で、オイルと化粧水が互いを補い、肌は静かにしなやかさを取り戻し、内側から湧き上がるようなやわらかさを纏っていきます。